7.01.2009

日本国のよびなはJAPAN,それとも「にっぽん」、「にほん」

 政府は6月30日の閣議で、「日本」の読み方について「にっぽん」「にほん」のどちらでも良いとする答弁書を決定しました。
 東京新聞:にほん、にっぽん両方OK 「日本」読み方で政府答弁:政治(TOKYO Web)http://news.goo.ne.jp/hatake/20090701/kiji3451/link.html?url=http%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Fs%2Farticle%2F2009063090215806.html>
  政府は6月30日の閣議で、「日本」の読み方について「にっぽん」「にほん」のどちらでも良いとする答弁書を決定した。民主党の岩國哲人衆院議員の質問主意書に答えた形です。 
  「今後、『日本』の読み方を統一する意向はあるか」との岩國氏の質問に対し、答弁書は「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない」とした。 岩國氏が「1970年7月に佐藤内閣が『にっぽん』で統一する旨の閣議決定をした」と指摘したことに対しては「そのような閣議決定は行っていない」と答弁した。「にっぽん」という言い方に統一するという閣議決定は行っていないようです。また、日本の表記は英語では「JAPAN」ですが、「NIPPON」を認めてほしいという動きもあります。特にスポーツ界、オリンピックでの呼び名というか国名を「JAPAN」ではなく「NIPPON」にと求めています。
英語表記「NIPPON」の普及・啓発について - 埼玉県議会/平成21年2月定例会 質疑質問・答弁全文 茅野和広議員http://news.goo.ne.jp/hatake/20090701/kiji3451/link.html?url=http%3A%2F%2Fwww.pref.saitama.lg.jp%2Fs-gikai%2Fgaiyou%2Fh2102%2F2102h020.html>
 アテネオリンピックにおける長嶋ジャパン、北京オリンピックでの星野ジャパンに象徴されるように、選手のユニフォームにはJAPANと表示されていました。気づいた方もいると思いますが、唯一、柔道は胴衣の胸に日の丸、その下にローマ字でNIPPONと表示されておりました。これが本来の姿であると私は考えます。JAPANはNIPPONにあらず。「日の出国」という聖徳太子が使った言葉が「日本」という言葉の元だといわれています。古代語では「ほ」を「ぽ」と発音していたことが分かっていますので、日の本の国=日本を、「にっぽん」と発音していたのではないかと思っています。しかし、漢字は表意文字と表音文字という性格を併せ持っています。日本で訓読みが採用されたときから、古くから「にほん」「にっぽん」は併用されてきました。大日本帝国憲法は、「だいにっぽんていこくけんぽう」、今の日本国憲法は「にほんこくけんぽう」と言われてきました。
 要は日本語の揺れの問題ですので、どちらでもいいということなのでしょう。

0 件のコメント:

人気ブログランキング

人気ブログランキングへ